完全母乳育児は大変で難しい(その2)

先回は完全母乳育児を阻む医療者側の問題を書きました。

今回はお母さまとかご友人とか周りの人たちが完全母乳育児を阻む原因になっていることがあるのでそのことについて書きたいと思います。

妊娠中は完全母乳育児を希望していたのに、退院後ミルクを足していたり、「おっぱいが足りていないような気がするので…」と相談に来る方がいます。まだミルクを足していない時は赤ちゃんの体重を測り一日の体重の増加量とお母さんのおっぱいの分泌、赤ちゃんの飲んだ母乳の量を測ります。なので当院に来院していただく2時間前から授乳はストップになります。体重曲線に入っていることも確かめます。そして母乳だけでよいのかミルクも足した方が良いのかを決めます。

入院中は母乳哺育だったのに退院後ミルクを足したり、母乳が足りているのか不安になる

原因の一つがお姑さんや、実家のお母さん、お友達から「この子よく泣くわね~、おっぱいが足りてないんじゃないの?ミルク足したほうがいいんじゃない」とか「私もおっぱいが出なかったから、あなたもすぐに出なくなるわよ。今からミルク足しといたほうがいいわよ」などの有り難い(?)アドバイスがあるのです。

先回も書きましたが、母乳は消化吸収が良いので1時間半から2時間くらいで空腹感を覚えます。それでもお母さんのおっぱいがガッツリ出るようになり、赤ちゃんもガッツリ飲めるようになれば授乳時間はあいてきます。ミルクは腹持ちが良いといえば聞こえが良いですが、しょせん牛のおっぱいの加工品です。消化吸収には時間がかかります。

 おかあさん(実母さん、お姑さん)はもしかしたらミルクで育てたかもしれませんし、

母乳育児していたおかあさんならば自分が新生児を育てていた時のことをお忘れなのでしょう。

 母乳はミルクと違って飲んだ量がわかりません。新米ママはたくさんの不安を抱えて慣れない育児をしている真っ最中です。先輩ママに「ミルクを足した方がいい」といわれれば、必要のないミルクを足してしまいがちです。

 「ミルクを足したら?」と言われた場合は母乳育児支援をしている助産院に相談をしてみてください。

研修会で、おかあさん(実母さん、お姑さん)がミルクを勧める理由の一つに「『母乳は

ママでないと授乳できないが、ミルクだと自分たちも授乳できる』という気持ちも働いているのかも…」と言っていた助産師がいました。無意識に「かわいいを孫をもっとたくさん

抱っこしたい!」と思っているのかもしれませんね。


助産院 ウィメンズサポートみことも

愛知県春日井市岩野町にある「母乳育児と楽しい子育て」を応援している助産院です。 不定休です。 土曜日、日曜日、祝日も営業しています。 また、プライバシー保護のため完全予約制です。 初めて来院される方はまずお電話をおかけください。 妊娠中の保健指導、乳房ケア、産後ケアをしています。卒乳や断乳のご相談もお受けしています 小牧市、豊山町、犬山市、名古屋市守山区、北名古屋市、尾張旭市にも近いです。

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