人間だもの!(母乳育児中の月経再開編)
母乳育児のメリットの一つとして「月経再開が遅い」と一般的に言われています。確かに母乳育児中はプロラクチンやオキシトシンというホルモンが分泌されているので排卵が起こりにくくなっています。しかし、現代は非常に栄養状態が良くなっているのでお産後の回復は昔と違ってきました。それから今はクリニックや病院でお産をするひとが増えました。クリニックや病院では子宮の収縮剤や体力の回復を早める漢方薬などを処方されることがあります。お産後の回復が早くなるので良いことです。
食事もお産後はエネルギー量や栄養のバランスも考えてありますね。昔は食糧事情が良くなかったのでお産後は特別にお餅やお赤飯などもち米を使ったご飯でエネルギー量を増やしていたのです。でも母乳育児を推進している分娩施設で出産をされたり、母乳育児支援をしている助産院に受診したことのある方はご存知でしょうが、今はハイカロリーの食事はできるだけ避けるように言われます。
それだけお産後の体の回復は昔に比べて早く良くなっているのです。
月経に関していえば早い方だとお産後2ヶ月で月経が再開する場合もあります。私の友人知人にも何人かお産後2ヶ月で月経再開した人はいます。ちなみに私は完全母乳哺育(厳密にいうと上の子は分娩後出血多量で3日間ほど新生児室にお世話になったのでその間はたぶんミルクです。母児同室になってからは母乳のみでした)ですが2回ともお産後3、4ヶ月で月経再開しましたよ。
医療従事者の中には、特にまじめな人や母乳信仰(?)といわれる人の中には「母乳を飲ませている間は生理は来ない」という人がいるみたいです。でも考えてみてください。私たち人間には”個性„というものがあるのです。「みんな違って、みんないい」ですよ。人間だもの、母乳育児中の月経再開の時期も❝人それぞれ❞でいいのです。
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