「こどもを預かる」ということ

先日知り合いから障害をお持ちのお子さんを預かってはどうかという電話が入った。「私は助産師なので子供はあずかれない。特に障害をお持ちの子供さんとなれば介護の資格が必要だと思う。」とお断りすると「あなた、頭が固いわね。コロナウィルスの時代にそんなことではいけないよ。もっと新しい仕事の仕方を考えなければ!」と言われたが…。

ちょっと待て…。そもそも知り合いや身内の子供を短時間預かるわけではないのです。ましてやお金を払って障害のある子供さんを預けるとなればご両親はプロの方にお任せするのではないだろうか。

私は助産師なので当然看護師の資格も持ってはいますが、小児科やNICU(新生児集中治療室)は看護学生時代の実習でしか行ったことないのです。小児科、産婦人科中心の混合病棟に勤務していた時も助産師は成人、小児科は看護師が担当していました。したがって小児科、ましてや障害をお持ちのお子さんの看護や介護は皆無に近いのです。最近はNICUでキャリアを積んだ看護師さんが訪問看護ステーションを開設して活躍しているそうですが、彼女たちは経験と技術と知識を豊富にお持ちなのです(すごいですね~、リスペクト!)。

(私は長年助産師をやってきたので妊娠期間中やお産、お産後のことは知識も技術も智慧も自信はありますよ、国家資格を持ったプロですから…(^^)v)

※クリニックや病院では夜間に新生児をお預かりして助産師がケアにあたることもあるのですが、

 お産後の入院中は母児はセットだからです。

人を預かって金銭が発生するということはプロの仕事なのです。なので当然資格と知識が必要になってくるのです。時々、子供を預かることを軽く考えている人がいますが仕事として預かる場合はそこには必ずプロがいなくてはいけないのです。保育のプロは保育士さん、介護のプロは介護士さん、治療のプロは医師なのです。(最近縁があって早朝3時間ほど介護センターに行っていますが、やはり介護士さんは凄いなぁ!介護のコツを生かし切ってますよね。やはりプロだなあと思います)

※看護師、助産師の法で定められた業務は以前ブログにアップしたのでそこをごご覧くださいませ<m(__)m>


助産院 ウィメンズサポートみことも

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